根管治療コラム
根管治療事例②:涙ながらに終えた歯の根管治療
東京都千代田区Aさんの根管治療事例
最近では予防歯科という言葉も聞きなれて、虫歯になる前に歯医者に行くということは普通になってきましたが、以前は歯が痛みだしてからようやく治療に行くようなこともありました。
私が歯科治療に通っていた時、奥歯の治療について先生にどうするか聞かれました。虫歯の進行がかなり進んでいるということで、私はあまり考えずに抜歯をお願いしましたが、先生はできるだけ神経を残して歯の根っこの部分を使おうと言われました。神経を残すほうがいいと言われればそうなのかと思い、お任せしましたが、かなり深い虫歯だったので、根管治療をしなければならないということでした。
まず初めに、主場の部分を除去するのですが、これまでの虫歯とは比較にならないほどひどいものだったので、時間もかかりました。さらに途中で麻酔を追加してももう効かないくらいに痛く、自然と涙が流れるほどでした。なんとか歯の中をきれいにして一旦帰宅しましたが、頬が腫れて食事もできないほどだったのを今でも覚えています。その後数回薬の詰め替えなどの根管治療をし、詰め物と被せ物で終了となりました。
その時に先生がきちんと処置をしてくれたおかげで、その後は痛むことも無く残した歯も問題ありません。今では根管治療を選択して良かったと思いますが、まだ根管治療の認知が低いのも事実。もっと多くの方に知って頂ければと思います。